熱圏縮小による異常気象発生説
 2007年から2010年にかけて銀河宇宙線量の顕著な増大が起こりました。

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 その結果、地球大気層の熱圏が28%も縮小してしまったと考えられるのです。
 熱圏28%縮小は観測事実なのです。(NASA Science News)
 その後、ソーラーサイクル24の極大期である2014年の今現在、太陽活動が通常の極大期より弱いため、熱圏の縮小は復活していないと考えられるのです。
 参照:太陽活動低下で大気圏上層の「熱圏」が縮小、米研究
 上記記事では、熱圏の縮小は太陽活動の衰退だけが原因としておりますが、そうではなく、銀河宇宙線量の増大が影響していると私は考えます。

 熱圏には太陽輻射遮蔽と放射冷却抑制の働きがあります。
 2006年以降現在に至る顕著な異常気象(気象庁発表)の原因は熱圏の縮小にあると考えられます。

 即ち、熱圏が顕著に縮小した結果、低緯度地表海面では太陽輻射増大が勝り温暖化し、高緯度上空では放射冷却増大が勝って寒冷化していると考えられるのです。

 このため低緯度と高緯度との温度勾配が増大して偏西風の蛇行が生じ、異常気象が多発しているのです。
 また低緯度海面での太陽輻射増大は海洋を温暖化させ水蒸気蒸発量を増大させ近年の異常豪雨・異常豪雪を生じさせていると考えられるのです。
 そしてまた高緯度上空の放射冷却増大は成層圏を異常冷却させオゾンホールを生じさせていると考えられるのです。

 熱圏縮小による異常気象発生説によれば多くの現象は説明が付くのです。

 従って、IPCC(タルムードユダヤグローバリストの傀儡組織)が全世界に喧伝し強要する人為起源CO2地球温暖化説とCO2排出権売買が如何にイカサマであるかが明確化するのです。

地球のエネルギー収支

今起こっている異常気象の解説
 小氷期突入期であると考えられる今現在、3.11以降の日本列島は首都直下型地震や各地の直下型地震、東海東南海南海連動型巨大地震、富士山巨大噴火、伊豆諸島巨大噴火、桜島巨大噴火、白頭山巨大噴火などの山体崩壊するような巨大噴火には未だ襲われていません。
 これらが100年間くらいかけて順次襲ってくる事は避けられないのはその通りなのです。 参照:マウンダー極小期と現代との歴史相関図

マウンダー極小期と現代との歴史相関SmallIceAgeHistoryCorrelationDiagram.jpg

 ところで、今現在既に頻発しているのは、熱波、干ばつ、竜巻、豪雨、巨大台風、寒波、豪雪、などの異常気象なのです。
 小氷期突入期と考えられる今現在の異常気象について見解を述べます。

 端的に申し上げれば、今現在の地球気象現象とは前世紀からの海洋温暖化と赤道域地表海面の温暖化、対する南北両極域上空の寒冷化が綱引きしている状態であると考えられるのです。

 その原因とは、もちろん人為起源CO2などではまったくなく、前世紀中ごろからの銀河宇宙線の電子線成分の増加によるオーロラ電流の増大による海洋温暖化と、今世紀に入ってからの銀河宇宙線の粒子線成分の増加による大気熱圏の25%に及ぶ減少である、と考えられるのです。

 また、この銀河宇宙線の影響の増大とは、太陽系が銀河磁場に衝突を始めたからである、と考えられるのです。

プラズマ宇宙論による氷河期・間氷期・小氷期生成説<

 オーロラ電流の増大は海洋電流や地殻電流を増大させて、ジュール熱を生じ、 南北両極域の海洋や海氷、大地(永久凍土)を温めたと考えられます。
 また、海洋電流は電気化学的に海洋を酸性化させたと考えられるのです。
 その結果、海洋は深部にまで温暖化して海洋の気体溶解度は減少し、また海洋電流は海洋中の有機物質を分解させ、また地殻電流は永久凍土を融解させ、これらすべての影響で大量のメタンやCO2の放出が海洋からも永久凍土からも起こったと考えられるのです。

 IPCCの見解では人為起源のCO2増加が温室効果によって大気の温暖化を生じさせ、その結果、海洋の温暖化が起こっているとの事ですが、海洋の比熱は大気の比熱に比較して桁違いなのであって、まったく本末転倒しているのです。
 また海洋の温暖化は海面下700mまで及んでおり、CO2の温室効果による大気温暖化がそれを成し得ないのは誰が考えても明らかなのです。
参照:海洋内部の水温が長期的に上昇

 即ち、海洋の温暖化が先であって、大気の温暖化はその後であると考えるべきなのです。
 そして、先行する海洋温暖化を銀河宇宙線や太陽宇宙線の電子性成分の増大が前世紀後半以降起こっていたと考え説明することは可能なのです。

 大気熱圏の減少は、今世紀になって顕著となり、その結果、赤道域では太陽輻射が増大し、海洋を温め一部の大地(サヘルやオーストラリア)を乾燥化させたと考えられるのです。

 また、大気熱圏の減少は、南北両極域では宇宙空間への放射冷却(漆黒の宇宙空間へ熱が放散される事)を増大させ、南北両極域の対流圏界面付近 (対流圏と成層圏の境目)の大気を極度に冷却させたため、近年の寒波が強烈になってきたのだと考えられるのです。

 南北両極域の放射冷却は成層圏の大気温度をオゾンの沸点(マイナス111.9℃)以下にまで冷却し、そのためオゾンホールが発生していると考えられます。 オゾンホール発生の原因は人為起源フロンではないと私は主張します。

 南北両極域の成層圏で大気温度がオゾンの沸点(マイナス111.9℃)以下にまで冷却された結果、オゾン濃度が減少し、成層圏大気の逆温度勾配がなくなり、対流圏海面を突き破っての成層圏内に達する上昇気流が生じやすくなっていると考えられます。
 南北両極域で発生した対流圏内の上昇気流は成層圏大気の逆温度勾配が無くなったため対流圏界面を突き破り成層圏内部まで上昇すると考えられます。
 そのとき、対流圏内の水蒸気も共に成層圏内部にまで上昇し、その水蒸気は一旦成層圏内のブリューワー・ドブソン循環に流されて中緯度成層圏下層に大量に蓄積し、しかも尚、その温度はオゾンの沸点(マイナス111.9℃)以下にまで冷却された超過冷却状態となると私は予想します。
 オゾンの沸点(マイナス111.9℃)以下にまで冷却され中緯度成層圏下層に蓄積した大量の超過冷却水蒸気が太陽フレア爆発によるCME(コロナ質量放出)や銀河宇宙線の急増による電磁気的衝撃(スベンスマルク効果?)によって一挙に降下するとき、それはまさに映画デイアフタートゥモローと同じ状況となると考えられるのです。
 マウンダー極小期において似たような状況が現実に起こりそれが原因で魔女狩りが起こったことが知られているのです。
 また、草を食んだままの冷凍マンモスがシベリアの永久凍土の中から発見されている事は上記事態が実際に起こったことを示唆しているのです。

 ここ数年の豪雨災害のメカニズムとは、前世紀からのオーロラ電流による海洋温暖化があった上で、最近の熱圏減少による赤道域海面への太陽輻射の増大が水蒸気蒸発量を極度に増大させた事がまずあって、その上で同じく熱圏減少による極域上空の放射冷却が進んだ事によって赤道域と極域との温度勾配が増大し、偏西風の蛇行が生じ、複合して局地的な豪雨災害が起こっていると考えられるのです。
 今般北米で発生した強烈寒波とは、北極極域上空の冷却がますます進んでいる事を示唆しており、また偏西風の蛇行によって寒気が中緯度まで南下した事も示唆しているのです。

 やれ地球は温暖化だ、やれ地球は寒冷化だ、と言う言い方自体、物事を単純化しすぎており、本質を見誤っていると考えられるのです。

 そして、ここ数年の冬季の寒波の様子から、熱圏の減少が進んで放射冷却が増大し急激に両極域上空の寒冷化が優勢になってきたとも考えられるのです。
 そのため南北両極域では豪雪が降り海氷陸氷が急激に増大しだしたのです。
 昨年(2013年)の北極海夏季の海氷は前年比60%の増大に転じ、年末には夏季の南極で南極観測砕氷船が海氷に閉じ込められているのです。
 本年(2014年)について、早々に同様であるか分かろうとしております。

 もう一度確認しますと、前世紀後半より宇宙線の電子線成分の増大により海洋はオーロラ電流増大によって温暖化し、海洋比熱を考慮すると、今現在、海洋は非常に大量の熱エネルギーを蓄積した状態である、と考えられます。

 対して、今世紀に入って宇宙線の粒子線成分が増大してきたために大気最外層の熱圏が25%も薄くなってる関係で、地球は衣を一枚取られた状態となり、赤道域はがんがん暖められ、北極や南極の上空はぐんぐん冷やされている、と考えられるのです。

 つい最近までは、海洋の温暖化と赤道域表層の温暖化が勝っていたのですが、ここへきて北極南極上空の寒冷化が急激に優越しだしたために、偏西風の蛇行が顕著となり、異常気象が激甚化していると考えられるのです。


これから起こる異常気象の予測と文明存続危機
 さて、これから近未来の気象現象はどのように推移するのかについて、以下私の予測を申し述べます。
 今現在の状況とは海洋と赤道域表層の温暖化、そして、南北両極域上空の寒冷化によって気象現象が激烈になっているという事でご理解いただけたと思います。
 多くの気象学者はここで思考を停止してしまうのですが、私はもう少し先を洞察したいと思います。

 海洋温暖化にしろ、永久凍土の融解にしろ、赤道域海面陸表の温暖化にしろ、南北両極域上空の寒冷化にしろ、その原因は何かという事を今一度明確化しとかなければなりません。
 前項に申し上げましたように、その原因とは銀河宇宙線や太陽宇宙線の前世紀後半からの電子線成分の増大があり、その後今世紀になってから銀河宇宙線の粒子線成分の増大が起こっていると考えられるのです。
 上記の根本原因とは、銀河磁場に太陽系が突入し始めたからである、と想定すると説明可能なのです。
 参照:『 プラズマ宇宙論による氷期・間氷期・小氷期生成説 』

プラズマ宇宙論による銀河プラズマフィラメントの断面図

 だとするならば、これから近未来について銀河宇宙線、特に荷電粒子宇宙線が益々増大するだろうと見当が付くのです。

 前世紀からの海洋の温暖化と今世紀に入ってからの熱圏縮小による赤道域への太陽輻射の増大によって水蒸気蒸発量が増し、大気湿度が増大している事は昨今の激烈な豪雨災害から間違いありません。
 つまり、地球大気の上層部では大気が過飽和状態(これ以上水蒸気を含めない状態のそれ以上)であると見当が付くのです。


 高校物理の授業で霧箱の実験をやった諸君は、過飽和状態の大気に宇宙線が降り注ぐとき微細な雲滴を生ずる事を知っております。

 この現象が大気中で起こる事をスベンスマルク効果と言います。

 いよいよこれから、過飽和状態の地球大気上層目掛けて大量の銀河宇宙線(荷電粒子宇宙線)が降下して大規模にスベンスマルク効果を起こすと考えられるのです。

小氷期襲来論と文明存続戦略TheSmallIceAgeAttackAndSurvival.jpg

 過飽和状態の地球大気上層へ銀河宇宙線が大量に照射される時、地球大気上層は巨大火山が噴火した時以上のエアロゾル(微細雲滴)に覆われてしまい、大気の白濁化(はくだくか)(白くにごる事)が起こるのです。

 地球大気上層が白濁化するとき、太陽輻射は遮断され、地表は一挙に冷却してしまうのです。

 その様子は徐々に起こるかもしれませんが、銀河宇宙線の増大が急激であれば急激に、ひょっとするとデイアフタートゥモローのように突発的に起こるでしょう。

 通常の火山噴火であれば、噴火は精々数年で収まるものなのですが、上記メカニズムの場合、一旦温暖化してしまった海洋の比熱が大きいため地球大気が冷却した後も海洋からの水蒸気蒸発は続き、そのため粒子宇宙線の降下が続く限り、地球大気上層の白濁化は収まらず大気の寒冷化は100年以上続くでしょう。

 従いまして、70億人以上にまで人口爆発してしまった人類は、文明の衝突を引き起こして未曾有の人類文明存続危機を迎えざるを得なくなるのです。

人口爆発してしまった人類社会の現状PopulationExplosion.jpg



未曾有の人類文明存続危機に如何に対処するかが今問われているのです。

私は「新型4S高速炉による人類文明存続プロジェクト」を提案します。

新型4S高速炉による人類文明存続プロジェクト


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